定額でおもちゃを借りることができるおもちゃのサブスクは人気のサービスですが、デメリットも潜んでいます。
この記事では、おもちゃのサブスクを検討している方が契約後に後悔しないように、デメリットについてご紹介します。
複数のおもちゃのサブスクを利用したことがある私が、実体験も交えながら解説します!
デメリットと感じることでも適切な対策をとったり、デメリットを克服できるサブスクやコースを選んだりすることで解決できる場合もあるので、デメリットの回避方法についてもお伝えしますね。
おもちゃサブスクのデメリットと効果的な対策
届いたおもちゃで子どもが遊ばないことがある
おもちゃのサブスクから届いたおもちゃで子どもが遊ばない可能性はあります。
毎月定額を支払っているので、子どもがおもちゃで遊ばなかったら損をした気持ちになりますよね。
でも、これは仕方のないこと。
子どもが自分で「これがほしい!」と言ったおもちゃではなく、おもちゃプランナーや親が選んだおもちゃなので、どうしても子どもの興味・関心からズレたチョイスをしてしまうことはあります。
子どもがほしがったので買ったおもちゃでさえ、ほとんど遊ばずに放置されることもあることを思えば「子どもが遊ばないかもしれない」という覚悟はしておいた方が良いでしょう。
子どもが借りたおもちゃで遊ばない可能性を減らすには以下の対策が有効です。
- おもちゃ交換しほうだいのサブスクを選ぶ
- おもちゃのプランナーに子どもの好きな遊びや発達の状態を詳しく伝える
- 借りたおもちゃのフィードバックを詳しく書いて送る
- 子どもに合ったおもちゃを選ぶ自信がある人は積極的におもちゃのリクエストをする
- 借りるおもちゃを子どもに選ばせてみる
おもちゃのサブスクでは1~2ヶ月に1度の交換周期におもちゃの交換を行いますが、交換周期外でもおもちゃ交換が可能なサブスクもあります。
このようなサブスクを選べば、子どもがおもちゃで遊ばなかった時にすぐに別のおもちゃに交換することができます。
交換周期外のおもちゃ交換が可能なサブスクは以下の通りです。
ChaChaCha※トイサブ!で交換周期外の交換が可能になるのはプライムコースだけなのでご注意ください。
おもちゃを選んでくれるプランナーに子どもの興味や好きな遊びなどの情報を詳しく伝えるのも、おもちゃのミスマッチを防ぐのに有効です。
おもちゃを借りた後のフィードバックもしっかり行いましょう。「このおもちゃではよく遊んだけど、このおもちゃでは全然遊ばなかった」といった情報をプランナーに伝えることで、次回のおもちゃ選びの際に参考にしてもらえます。
このようにして、お子さんの情報がおもちゃプランナー側に蓄積していけばいくほど、子どもが遊ばないおもちゃが届く確率は減っていくはずです。
プランナーはおもちゃの知識が豊富な専門家なので、きちんと情報を伝えれば、自分で選ぶよりも子どもに合ったおもちゃを選んでくれるはずです。
「プランナーよりも自分のほうが子どもに合ったおもちゃを選べる!」という自信がある方は、ほしいおもちゃを積極的にリクエストすると良いでしょう。すべてのリクエストが通るとは限りませんが、なるべくリクエストには応えるように努力してくれると思います。
すべてのおもちゃを自分で選びたいなら月額3,278円という手ごろな価格で利用できるので金銭面のメリットもあります。
子どものおもちゃの好みがハッキリしているなら、届くおもちゃを子どもに選ばせるのも良い方法です。
子どもにおもちゃを選ばせやすいサブスクといえば、ChaChaCha借りられるおもちゃ一覧を紙のカタログで確認できるため、お子さんにカタログを見せながら、ほしいおもちゃを選んでもらうことができます。
やはり自分で選んだおもちゃは人に選んでもらったものより、よく遊びます。
毎月定額の費用がかかる
おもちゃサブスクでは、毎月定額の費用がかかるため、年間ではそれなりに大きな金額になります。
とはいえ、おもちゃのサブスクの月額は、実際におもちゃを買うよりはかなりお得な価格に設定されています。
おもちゃのサブスクの月額3000円~5000円に対し、届くおもちゃの総額は1~3万円ほどになります。
ランチ2回分程度の価格で、高価な木製の玩具や知恵がつまった知育玩具など、品質の良いおもちゃを子どもに与えられると思えば、お得ではないでしょうか。
安いプランがあるサブスクを選ぶか、長期契約をすれば、月々の支払額も減らすことができます。
有名なおもちゃサブスクの中で特に月額が安いのはおもちゃのサブスクまた、1年契約などの長期契約をすれば10%OFFになどの割引があるサブスクもあるので、気に入ったサブスクは長期契約して費用を抑えると良いでしょう。
おもちゃの紛失や破損が心配
「借りたおもちゃをなくしてしまわないか心配」という声もよく聞きます。
確かに子どもはおもちゃを持ってあちこちに移動したり、いろいろな場所に入れたりしてしまいがちなので、私も紛失が心配でした。
そこで以下のような対策をした結果、今のところおもちゃは一つも紛失していません。
- 子どもにおもちゃを大切に使うように言い聞かせる…「これはお借りしたおもちゃで、他の子も使うからなくさないように気を付けてね」と何度も伝えるとわかってくれたようです。
- 借りたおもちゃを入れる専用の袋を用意…ほかのおもちゃと混ざらないようにすることで細かいおもちゃを紛失しにくくなります。子どもにも「ここがこのおもちゃのお家だよ。ここに片づけてね」と言い聞かせます。
- おもちゃのすべてのパーツを並べて写真に撮っておく…細かいパーツがあるおもちゃは返却の時に「あれ、このパーツ何個入ってたっけ?全部そろってる?」と不安になりがちなので、すべてのパーツが一目でわかる写真を一枚撮っておくと安心です。
上記のような対策をしても、まだ子どもがおもちゃを紛失・破損しないか心配と感じる方には、以下の対策が有効です。
- おもちゃプランナーに細かいパーツが付いたおもちゃは避けるようにお願いする
- 弁償費用の上限があるサブスクや安心補償パックがあるサブスクを選ぶ
細かいパーツがたくさんあるおもちゃは管理が大変なので、細かいパーツが少ないおもちゃを貸してもらうようにすると良いでしょう。
また、以下のようなおもちゃの紛失・破損に対応したサービスを提供しているサブスクを選ぶと、さらに安心して遊ばせることができるでしょう。
おもちゃを破損・紛失しても弁償金の上限が1000円で済む新品ではないため衛生面や安全性に不安
おもちゃのサブスクから届くおもちゃは基本的に新品ではありません。そのため衛生面や安全性に不安を感じる人も多いようです。
そのようなユーザーの不安に対応しようと、おもちゃのサブスク各社はおもちゃの清掃と点検にとても力を入れています。
私はこれまでトイサブとChaChaCha(チャチャチャ)の2社でおもちゃを借りましたが、どちらから届いたおもちゃも新品かと思うほどきれいで驚きました。
使用感があると思ったのは、木のおもちゃのみで、少し色がはげている程度でした。
それ以外には傷や汚れは見当たらず、清潔感がありましたよ。
潔癖症の人以外は気にならない使用感だと思います。
おもちゃの清掃に力を入れているサブスクについて、以下の記事で詳しく解説していますので興味がある方はご覧ください。
おもちゃが手元に残らない
おもちゃのサブスクでは新しいおもちゃを借りる際に古いおもちゃは返却するシステムになっています。
そのため「お金は出ていくのにおもちゃは手元に残らない」ことに不満を感じる人もいるようです。
しかし、実はおもちゃが手元に残らないことこそがおもちゃサブスクの最大のメリット。
おもちゃが部屋に増え続けないことで以下のようなメリットが得られます。
- いつもスッキリした部屋を維持できる
- おもちゃの山に埋もれて、遊びたいおもちゃが見つからない…ということがなくなる
- おもちゃの処分方法に悩まなくてよくなる
- 子どもにおもちゃを手放すように説得する必要がなくなる
おもちゃが部屋にあふれることで起きるストレスのことを考えると、子どもがあまり気に入らなかったり飽きたりしてしまったおもちゃは早々に手放すのが得策。それを自然にできるのがおもちゃサブスクの素晴らしさです。
子どもが気に入って手放したがらないおもちゃは延長・買取ができるサブスクも多いので、常にお気に入りのおもちゃだけに囲まれた暮らしが実現できます。
おもちゃがありすぎると今遊びたいおもちゃが埋もれて見つからず、遊べないという悲劇が起きがち。厳選したおもちゃのみ手元に残すことですべてのおもちゃが活躍できる状態になります。
初めて借りたおもちゃを返す時、うちの子もショックを受けるのではないかと心配していましたが、意外とあっさり納得してくれました。
うちの子は好奇心旺盛かつ飽き性なので、次にどんなおもちゃが来るか楽しみに思う気持ちの方が強かったみたいです。
うちの子と同じタイプのお子さんにはおもちゃサブスク、向いていると思いますよ。
おもちゃサブスクをやめた理由・いらないと思った理由
おもちゃサブスクをやめた人はどんな理由でやめたのか気になりますよね。
ここではよく聞く「おもちゃサブスクをやめた理由」をまとめました。
子どものおもちゃの好みがはっきりしてきた
子どもは3歳ごろから自分のほしいおもちゃを主張し始めます。
うちの子も最初は与えられるおもちゃで喜んで遊んでいたのですが、3歳半ばごろからおもちゃサブスクで借りたおもちゃに文句を言い始めました。
「このおもちゃより〇〇のおもちゃの方が良かった!」と…。
おもちゃサブスクで借りられるおもちゃなら次回借りてあげれば良いのですが、そうでない場合は困ってしまいます。
うちのように子どもがほしい玩具をハッキリ言うようになったら、おもちゃサブスクを卒業してしまうご家庭もあるようです。
「おもちゃサブスクに使っているお金で子どもが欲しがるおもちゃを買ってあげた方がいいか」と思うのでしょうね。
確かに子どもが欲しがるおもちゃを買ってあげるのもいいのですが、私は「子どもが欲しがるおもちゃを頻繁に買い与えるのはあまり良くない。できれば知育玩具を与えたい」と考えているため、おもちゃサブスクを続けています。
子どもがおもちゃを自分で選びたがる問題は、借りられるおもちゃがカタログで見られるChaChaCha(チャチャチャ)借りられるおもちゃすべてがカタログに載っているので「この中から選んで」と言えば、子どもも納得してくれます。
ChaChaChaなら子どもが好きなキャラクターおもちゃもあるので子どもが喜んでくれるのも良いところ。
ChaChaChaでは一度に借りられるおもちゃは6~7点。その中でこちらからのリクエストに応えてくれるのは3点までです。
残り3~4点はプランナーに選んでもらった知育玩具が届くので「知育玩具で遊ばせたい」という親の希望も叶えられますよ。
リクエストしたおもちゃは100%届くわけではないので、その点はあらかじめ子どもに説明しておいた方が良いでしょう。(ChaChaChaはリクエストには可能な限り応えようと努力してくれますが、在庫切れなどの事情で貸し出し不可能になることもあります)
外遊びをよくするようになった
子どもが外遊びを好きになり、外遊びばかりするのでおもちゃのサブスクの必要性を感じなくなる人もいるようです。
うちの子もしょっちゅう公園に行きたがりますが、雨の日や暑すぎる日など公園で遊べない日もよくあるので、おもちゃのサブスクは続けています。
家でも体を動かして遊ぶのが好きな子には、大型の室内遊具をレンタルできるサブスクがおすすめです。
サークルトイズ保育園や幼稚園に入園して家で遊ぶ時間が減った
保育園や幼稚園に入園すると家で遊ぶ時間が減ります。それをきっかけにおもちゃサブスクをやめる人も多いようです。
確かに家で遊ぶ時間は減るのですが、我が家では平日夜はワンオペで家事をしている間子どもと遊んであげられないため、また休日はずっと外出するわけにもいかず子どもが暇を持て余すため、おもちゃサブスクを続けています。
おもちゃサブスクがあれば、親が家事で忙しい時や親の体調不良時に子どもをTV漬けにすることを回避できるので助かっています。
また、保育園や幼稚園にもいろいろなおもちゃが置いてあるので「もうおもちゃのサブスクはいらないかな」と考える人もいるようです。
確かに園にはたくさんのおもちゃがありますが、他の子と共有のものなので、一つのおもちゃでずっと集中して遊ぶことはできません。
モンテッソーリ教育では子どもが何かに集中している時は邪魔をしないことが大切と言われています。
そのため、我が家ではおもちゃサブスクを続けて、家に集中して遊べる知育玩具がある環境をキープしています。
おもちゃサブスクのデメリットまとめ
おもちゃサブスクの代表的なデメリットを紹介しました。
いくつかデメリットはあるもののサブスクやコースの選び方によっては対処できるものも多いです。
手ごろな価格で子どもの成長を促す知育玩具を借りられるおもちゃサブスクは魅力的。
デメリットが気にならない人はぜひ一度試してみてください。
こちらの記事では人気のおもちゃサブスクのサービス内容について詳しく解説しています。
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